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「お姉ちゃーん、朝だよー!早く起きないと遅刻しちゃうよー!」 いつもの朝です。 私は朝の弱いお姉ちゃんに、声を掛けます。 それでも起きてこないお姉ちゃんの部屋を覗くと、お姉ちゃんはギー太をぎゅっと しながら気持ち良さそうに抱いて眠っていました。 私はそっとお姉ちゃんの腕からギー太を抜き取ると、それをギターケースに 仕舞って、言います。 「唯ちゃん、愛してるよ」 私からじゃない。ギー太からの愛のコトバ。 それでもいい。私は言いたかった。お姉ちゃんに、愛してるって。 そしてお姉ちゃんは、ギー太の「コトバ」を聞くと、「ふおお!?」と目を覚まし、 私を見て、私の大好きな笑顔でこう言うのです。 「憂、おはよう」と。 「ねえ、お姉ちゃん」 「なあに、憂?」 お姉ちゃんは、私を見ると首を傾げました。 私はそんなお姉ちゃんを見て心臓が高鳴るのを隠すため、顔を逸らして 「ううん、なんでもないよ」と答えました。 本当は、私の片手をお姉ちゃんの片手で温めて欲しかった。 いつかの朝のように。 けど、そんなのわがままだってわかっているから、私は何も言いませんでした。 お姉ちゃんと一緒にいること自体が幸せなんだから、と自分に言い聞かせます。 「そ?今日は一段と寒いねえ、憂」 お姉ちゃんは、私の気持ちも知らずにふわりと笑うと、手をすり合わせて歩き始め ました。せめて学校に行く間だけでも誰よりもお姉ちゃんの近くにいたくて、 私はお姉ちゃんを追いかけると隣に並んで「うん、そうだね、お姉ちゃん」と笑いました。 学校に着くとすぐ、どんより雲っていた空から雪が降り始めました。 そういえば今日、傘持って来てたかな。 念のためにカバンの中を探ってみたけど、傘は見付かりませんでした。 お姉ちゃん、傘持って来てるかな。 私はそう思って三年生の下駄箱のほうを見たけど、もうお姉ちゃんの姿はなく、 諦めて自分の教室へ歩き出しました。 . 空が暗いと自分の心まで暗くなるような気がして、私は雨や雪の日が嫌いでした。 だけど、お姉ちゃんがある年のクリスマス、私に「ホワイトクリスマス」をプレゼントして くれたあの日から、雪の日が好きになりました。 思えば、あの頃から私はお姉ちゃんに、家族や姉妹としてじゃなく、一人の人間として、 好きになり始めていたんだと思います。 好きな人は異性ではなく、同性。しかも同じ家族。 私はこの気持ちに気付いてしまったときから、ずっとこの気持ちを隠そうと頑張ってきました。 けど、こんな雪の日には、あの日のことを思い出してしまい、私のこの気持ちを 煽ってしまいます。 窓の外の世界は降り続く雪でだんだん白く染まっていきます。 おかしいな。 さっき別れたばっかりなのに、もうお姉ちゃんと会いたいなんて。 お姉ちゃんの温かい手で私に触れてほしいなんて。 想っちゃいけないとわかっているのに。 「苦しいよ……」 私は呟きました。 心が、苦しい。すごくすごく、苦しかった。 お姉ちゃんのことを想うと、いつもこう。 そして雪の日は尚更、私の心は潰れそうになってしまうんです。 . 珍しく、あまり集中できなかった午前の授業を終え、私は少し頭を冷やしたくて 教室を出ると、冷たい風の吹いている廊下の窓から身を乗り出しました。 「何してるの、憂?」 「わ、あ、梓ちゃん!」 突然声を掛けられて、私は思わず落っこちそうになってしまいました。 梓ちゃんが慌てたように私を助けてくれます。 「ちょ、憂、危ないよ」 「う、うん、ありがとう……」 「で、何してたのよ憂?こんな寒いとこで。早くお弁当食べようよ」 「うん、そうだね……」 梓ちゃんは私の様子を見ると、「何かあったの?」と少し心配そうに訊ねてきました。 私は何でもないよ、と答えようとして、別の言葉を並べていました。 「梓ちゃんは、好きな人が女の人、ってどう思う?」 聞いてから、しまった!と思って慌てて誤魔化そうとしたけど、梓ちゃんは別に 引いたような顔でも、変な顔でもなく、「え?」と少し驚いたものの、「いいと思うよ」と 答えてくれました。 「ムギ先輩の受け売りだけどね、相手のことが本気で好きなら性別なんて関係ないって」 「……もし、それが家族でも?」 さすがの梓ちゃんも、動揺を隠せないようで、「ごめん、何て?」と 聞き返してきました。 「やっぱり、おかしいよね……」 「憂……」 「ごめんね、梓ちゃん!変なこと言って。昼休み終わっちゃうし、お弁当食べよ!」 何か言いたそうな梓ちゃんに気付かないふりをして、私は話を逸らしました。 ちょうど純ちゃんが待ちきれなくなったのか教室から顔だけ出してカレーパンを 食べながら「二人とも何してんのよー?」と私たちを呼びました。 午後の授業が始まっても私は何となく上の空で、お姉ちゃん、何してるかなとか、 お姉ちゃん、寝ないでちゃんと授業受けてるかな、とか、そんなことばかり考えていました。 気が付くと今日の授業は全部終わってしまい、いつのまにか帰りのHRが行われていました。 「今日は天候の関係もあって、外の部も中の部も部活動は無しだ」 担任の先生の声に、私は思わず顔を上げました。 今日はどの部活もないんだ。久しぶりにお姉ちゃんと帰れるかも知れない。 そう思うと、少しだけ嬉しくなりました。 外ではまだ雪が降っています。 もしお姉ちゃんも傘を持っていなかったら、二人で走って帰ろう。 きっとお姉ちゃんとなら、どれだけ走ったって冷たかったって平気だから。 解散になると、私は急いで荷物を纏めて教室を出ました。 お姉ちゃんが帰らないうちに早く下駄箱に行きたくて、私は何度も廊下を走り そうになりました。 下駄箱では1年生と2年生の姿しかなく、3年生はどのクラスもまだのようでした。 私は靴を履き替えると、3年生の下駄箱の前でお姉ちゃんが来るのを待っていました。 「あ、憂!先に帰ったかと思った!」 3年生の廊下からぞろぞろと先輩たちが歩いてくるのが見え始め、もうすぐかなと 思っていたら案の定、お姉ちゃんはすぐに私の元へ走ってきました。 「ういー、私、傘忘れちゃって」 「ごめんねお姉ちゃん。私も持ってこなかった」 「そっかー……」 しょんぼりとするお姉ちゃんに、「走って帰ろっか」と声を掛けようとした時、 突然お姉ちゃんが「あ!」と声を上げました。 「あずにゃんだ!」 「わっ、唯先輩!?」 お姉ちゃんは、2年生の下駄箱で多分一緒に帰る人を探していたんであろう梓ちゃんの 姿を見つけると、嬉しそうに駆け寄っていくと抱き付きました。 ずきん。 少し、胸が疼きました。 おかしいな、いつも見慣れてる光景なのに。 何でだろう、今日は凄く、嫌な気持ちになってしまいました。 きっと、雪の日だから、こんな気分になるだけ。 そう自分に言い訳してみたけど、その気持ちは消えることはなく、私はもやもやと したものを抱えてお姉ちゃんが自分の元へ戻ってくるのを待っていました。 「ごめんねー、憂、帰ろ」 お姉ちゃんは、梓ちゃんの待ち人が来たのをきっかけに、梓ちゃんから離れると 私の元へと戻ってきました。 私はいつものように「大丈夫だよ」と言えなくて、ただ「うん」と言ってお姉ちゃんより 先に歩き出しました。 「うい?どうしたの?」 「ううん、何でもない」 「だって憂、怒ってる」 「怒ってない!」 つい声を荒げてしまいました。 校門を出たところで私たちは立ち止まりました。 「うい……?」 お姉ちゃんはずるい。 私のことなんでもお見通しのくせに、肝心のことは何も知らない。 知ってくれない。 知らないほうがいい。だけど知って欲しい。 今、私がどんな気持ちでいるのか。 私がどんなにお姉ちゃんのことが好きなのか。 「……バカ」 「え?」 「お姉ちゃんのバカ、大嫌い!」 あぁ、どうしてだろう。 どうしてこんなこと言っちゃったんだろう。 「憂……」 「ごめん、なさい……!」 私はお姉ちゃんに目を合わすことも出来なくて、ただ小さな声で謝ると、 その場から走り出しました。 「憂!」とお姉ちゃんの声が聞こえた気がしたけど、私は立ち止まりませんでした。 全部雪のせいにできたらいいのに。 走りながら、私は本気でそう思いました。 気が付くと、昔よくお姉ちゃんや和ちゃんと遊んだ公園へ来ていました。 私は頭に積もってしまった雪を振り払うこともせずに、公園の真ん中に来ると その場に座り込んでしまいました。 私は今まで我慢してた涙が次々と溢れ出てきて、それを拭おうと必死に目を こすりました。 それでも涙は止まってくれません。 涙を拭いながら、私はただ、自分が嫌で嫌でたまらなくなりました。 どこかへ行ってしまいたい、お姉ちゃんのいない場所へ、どこでもいいから。 「ごめんね、ごめんね、お姉ちゃん……」 もう、どうすればいいかわからないよ。 こういうとき、お姉ちゃんはなんて言ってくれたかなあ。 思い出せないよ。 このまま、ここで凍え死ねればいいのに……。 お姉ちゃん、私のこと、どう思ったかな。 面倒な妹?うるさい妹?それともいらない妹? 雪がだんだん強くなってきました。 横殴りの風が、私のスカートを捲り上げました。 慌ててスカートを直すと、微かに何かの音が聞こえました。 誰かの、歩く音。 「うい……っ」 顔を上げると、お姉ちゃんがいました。 お姉ちゃんは息を切らせながら私に近付いてくると、突然私に梓ちゃんにして いたようにぎゅっと抱きついてきました。 「お姉ちゃん……?」 「憂、よくわからないけど、ごめんね……?」 「……うん」 「だから、私のこと嫌わないで」 「嫌わないよ」 嫌うわけない。嫌えるわけない。 たぶん、私はずっと、お姉ちゃんに依存したまま。 「私、憂のこと、大好きだよ。大切な大切な家族だって思ってる」 うん、わかってるよ、お姉ちゃん。 だけど私は―― 「だからね、憂のこと、傷付けたくない」 「本当に?」 「うん、本当に本当。憂のこと、大好きだもん、愛してるもん」 ずきん。 また、胸が疼いた。 私は、愛して欲しかったわけじゃない。 私が求めていたのは、そんなに軽い「愛してる」じゃない。 嫌いだって。 大嫌いだって。 そう言ってくれたほうが、私はこんなにも苦しまなくていいのに。 「私も、愛してるよ」 お姉ちゃんに囁き返した虚しい告白は、真っ暗な夜空に溶けて消えていった。 . 「お姉ちゃーん、朝だよー!早く起きないと遅刻しちゃうよー!」 いつもの朝です。 私は朝の弱いお姉ちゃんに、声を掛けます。 それでも起きてこないお姉ちゃんの部屋を覗くと、お姉ちゃんはギー太をぎゅっと しながら気持ち良さそうに抱いて眠っていました。 私はそっとお姉ちゃんの腕からギー太を抜き取ると、それをギターケースに 仕舞って、言います。 「お姉ちゃん、愛してるよ」 ギー太からじゃない。私からの愛のコトバ。 けれどきっと、お姉ちゃんには伝わらない。伝わらなくていい。 お姉ちゃんは、私がしばらくお姉ちゃんの寝顔を見つめていると目を覚まし、 私を見て、私の大好きな笑顔でこう言うのです。 「憂、おはよう」と。 終わり。 戻る
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元スレURL 曜「鞠莉ちゃんにナンパされた」 概要 いつものデートだこれ タグ ^渡辺曜 ^小原鞠莉 ^ほのぼの ^ようまり 名前 コメント
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元スレURL 凛「希ちゃんに嘘告するにゃ!」 概要 可愛い二人 タグ ^星空凛 ^東條希 ^のぞりん 名前 コメント
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元スレURL 穂乃果「海未ちゃんが突然真姫ちゃんになった!」 概要 新しいユニットを結成したμ’sはファンに向けて仲の良さをアピールした動画を作成することに ものまね対決から始まり、山頂、銭湯、砂漠に監獄と様々なステージで彼女たちの絆が試される 一部安価有 関連作 マッドマッキス~にこぷり女子ロード~ タグ ^μ’s ^安価 ^コメディ ^カオス 名前 コメント
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2ちゃんオカルト板にて登場した予言です 掻い摘んで言うと、どこかに占い師のおばあさんが居て その予言を近所に住む人がオカルト板に書込んだ・・・というもの ばあちゃんの予言まとめ http //naturalseven.web.fc2.com/list.html 631 :本当にあった怖い名無し :2010/12/11(土) 07 07 42 ID cbZzQTc70 (1 回発言) 俺の隣家のバアちゃんが昔人気を博した占い師だったらしい。 んで昨日、面白い話を聞いた。超人に関することかも知れないので要約して書いてみる。 今年はこれまでの行いが全て結集、結合して表に現れた年。 個人、団体、国を問わず、清算の年になったはず。 今年悪いことがあった人は来年以降更なる覚悟が必要になる。 今年良いことがあった人は来年以降もっと大きな喜びがある。 来年以降はその結果を反映して多くのものが逆転し始める。 少数だったものは少数であればあるほど前に出て 多数だったものは多数であればあるほど後ろに下がる。 そうした中で、社会や時代から抜ける「新たな人々」が増え始める。 それは、お金であるとか、娯楽であるとか、情報などといったもの。 そして彼らは真に必要なものを既に学んでいるか、気付いている。 また、長い間味方も存在しないまま虐げられ続けてきたので本当の強さを持っている。 彼らがお互いに存在を確認し始めた再来年頃に、現代が終わって未来が始まる。 来年、貨幣経済の代わりになるものが生まれ始める。 徐々にそれの有効性が広まっていくが、それは5年後より先の話。 要約すると短いけど、実際は色んな横道(笑)があって長い話だった。 「新たな人々」とやらが超人ぽいなと思う 639 :本当にあった怖い名無し:2010/12/11(土) 20 21 39 ID NDa9Nlcj0 638 「新たな人々」は性質が正しいから友達や恋人や家族など身近な人達にとても愛されているとは言っていた。 そういう人が虐げられて味方が居ない?って矛盾が理解できなかったが 公私という意味なのかなと思ってる。公的(社会的)に孤独で、私的(身近)に愛されてる、みたいな。 なんかまんまヒトラーの青年期っぽい感じなのが面白い。 709 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 13 21 16 ID sMFvZUVt0 えー、ばあちゃん予言、さっき(午前中)に聞いてきました。メモりながらな(笑) とりあえず新たな人々の詳しい内訳とばあちゃんの素性と、その他「詳しい」予言を聞いてきました。 来年起こるよーという予言なので、ばあちゃんが本物かどうかの検証に1年で済みます(笑) また、ここでの顛末やヒトラーの予言のことを話したら興味深々になってました。 つうわけで本題 ■ばあちゃんについて 占いは職業じゃない。ただの「よく当たると近所で評判の人」だっただけ。 昔は子供が生まれた家に呼ばれては、その子将来をアドバイスして気をつけるべきことを教えてきた。 一番多かった時で丸一日夜中まで色々な家に呼ばれたことがある。 また、農作業終わって夕飯食べて後片付け後に、家に来た人を順番に占ってた。 占い方は簡単。手を握って目を見るとイメージが湧いてくる。そのイメージを言うだけ。 失くし物を探すのは本当によく当たった。でも自分の事は占えなかった。 息子の一人が離婚することも占えなかった(笑) ■新たな人々について 新たな人々は子供達(ばあちゃんから見た子供なので20代とかの若い世代という意味)。 大人(30代40代)にもごく小数出てくる。そういう人達が子供達を導く役目をする。 特徴は目。ずっと見ていたくなるか、目を逸らしたくなるかのどちらか。とにかく他人を影響する目を持っている。 新たな人々が知っている真に必要なものとは自律。依存しない心、もしくは疑問を持つ健全な心。 彼らがすることは現代からの脱出、自律。これが本当に大きな意味を持つ。 近いうち(5年以内)に彼らによって大人達が築いた社会は破壊される。 認識し合うというのは、直接的なコンタクトを取り始めるということ。 710 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 13 23 32 ID sMFvZUVt0 ■新しくない(笑)人々はどうなるの? 変化についていけない人は、今まで虐げてきた人と同じ目に合い続ける。因果だね。 身近に信頼できる人(家族や友達)がいない人は本当の孤独に陥ることになる。 幸せな家庭や家族を築いている人たちは、そのままでいられると思うよ。 私ら今までの大人は、社会の舞台から消える運命にある。 暴動?起きないよ。考えること止めてカラダも動かなくなった大人が 体も動いて色々なことを考え続けて悩み続けた若い人らに勝てるわけがない。勝負にならない。 ■来年の予言 流行が完全に終わる。無くなる。 日本で今まで安定していて永遠だと思っていた何かが突然終わり、パニックになる。 娯楽産業の大企業のひとつが潰れて、大きな流れ(たぶん連鎖倒産)ができる。 中東で正義を掲げた紛争が起こるが、その直後に何かの情報が漏れて攻めた側が大批判される。 それが世界戦争へ繋がることはないが、世界のパワーバランスが崩れる契機になる。 金貸し(金融)の完全規制を検討する国が現れて、世界中で議論が沸騰する。 野菜の流通か小麦関連か、日本で食糧問題が起こる。社会問題になる。 経済か治安か、ともかく大都市神話が崩れて、都市脱出が真剣に検討され始める。 サッカー南米選手権?よくわからないけど、日本は活躍すると思うよ。 ■当たるの? 当たって欲しい?(笑) 何も無いのが一番だよ。でも当たると思うよ。 ただね、当たると思って何もしないのが一番ダメなこと。 より良い明日、より良い心、より良い人生、そういうものを求めた人が結局は残る。 以上です。来年予言は外れたらおしまいなので1年間楽しもう。 あと、ばあちゃん予言もこれでおしまい。ヒトラー予言スレだし、俺も話聞くの疲れたから。 715 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 16 31 41 ID sMFvZUVt0 713 自律に関しては「自律?」「いんや“己を律する”の律」というやり取りをしてきた。 つうわけで全体的にはヒトラーの言う、精神の貴族・中産階級、心が豊かという方向性と 大体一致している感じがする。より良い○○という考え方もそうだなと。 新たな人々の目のくだりなんか、まさにユーベルメンシュそのものだと思ったし。 なにかこう、色々な予言やスピ系なんかも含めて社会の方向性が 物質と精神のバランス的な方へ動き始めていると実感するわ。 716 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 16 33 09 ID sMFvZUVt0 ごめん 715訂正 自律に関しては「自律?」「いんや“己を律する”の律」 ↓ 自律に関しては「自立?」「いんや“己を律する”の律」 574 :本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 18 31 43 ID Pfx42jLY0 568 続きは無いよ~。 つかお前らにとってはどこぞのばあちゃんかも知れんけど 俺にとっちゃ紛れも無く「現実の隣人」だからw そこを汲んでくれw 同じ町内で同じ班で、ゴミ捨て場も共有してる隣人なんだw 大体がして一連の話も世間話から発展した話なんでねえ。 あと、俺はこのスレが好きで、2ちゃんもこのスレ見るためだけに来てたけど だいぶ前から議論の勝敗にこだわる無意味な馬鹿とかキチガイが湧いててうんざりしてるんで たぶん2ちゃんに来ることは今日限り二度と無いと思う。 まあそれも運命だ。諦めてくれ。まともに運営されてる外部板でもあったらチェックしたいとは思うけど。 580 :本当にあった怖い名無し:2011/02/01(火) 00 59 30 ID uG0rTBU80 578 さあ?俺がどう思ってるかなんて好きに解釈してくれ。 少なくとも、俺がどう答えようがあなたの現実を1ミリも変えることはない。 同じことは他の人に対しても言えるな。 ただ、ばあちゃんの予言に関する限り、俺はただの助言だと思ってる。 基本的に願望抱いて生きるタイプじゃなくて、起こったことにどう対処するかにしか興味無いしね。 それに、当たろうが当たるまいが、俺の現実も俺の明日も、作るのは俺自身だし何も変わらん。 少なくとも当たると信じて行動するほど脳みそがファイナルファンタジーではない。 家庭もあるからね。 579 や、これが最後だ。ごめんね。第一スレ違いだしw ヒトラー予言だけは興味あったけど、2ちゃんねるの無意味さというか ウェブ言論の無意味さが遂に理解できちゃったんでな。 真面目に検証したりできる場があれば良かったんだろうけど。 いずれヒトラー予言だけはこれからも独自に追いかけ続けるんで、いつかどこかで会えるかもね。 3 :本当にあった怖い名無し:2011/03/15(火) 21 31 51.16 ID x4/7FSde0 ああ、立ってたか、良かった。 以前ばあちゃんの予言を投下した人間だけど、その後の顛末投下していいかい? 正直絶対に当たらないと思ってたのであれで放置するつもりだったんだけど こうまで現実味帯びてくると投下すべきかな?と思ったんで。 8 :本当にあった怖い名無し:2011/03/15(火) 22 17 06.38 ID x4/7FSde0 でまあ、絶対当たるわけねーだろと思って本当に放置するつもりで あの後ばあちゃんと顔合わせても特に予言(占い)と関連した話はしなかった。 中東でのデモも「大変なことになってるねー」程度で突っ込んだ話はしなかったんよ。 で、先の地震。俺もばあちゃんも被災した。 地震の時刻には俺ちょうど出勤準備してたところで、地震をやり過ごした後ばあちゃんチに行って安否確認。 男手が必要なことあったら遠慮なく言ってねと声掛けてその場は終わった。会社(工場)は休み。 その後の日本の状況はみんなご存知のとおり。 当然の事ながら俺も青ざめたわな。占い当たってんじゃんと。 そこで、ばあちゃんチに水食糧の備蓄確認しに行った折に サラっと「占い当たったねえ」と水向けてみた。 「当たったのかもねえ。地震だとは思わなかったけど」 「他の災害ってこと?」 「うーん、災害じゃなくて、混乱してたのだけは見えたから、災害かどうかはわからなかった」 「これからどうなるか、見えてたりする?」 「大丈夫、大丈夫だよ、お子さんとお嫁さん大事にね」 そう言いながらポンポン肩叩かれた。で、その後今までやり取りしたことが以下。 9 :本当にあった怖い名無し:2011/03/15(火) 22 25 13.55 ID x4/7FSde0 東北は復興するどころか、未来においても世界から賞賛される先端地域になる。 原発がどうなるかはわからないけど、日本は大丈夫。本当に大丈夫。 新しい人達はじっと我慢してる。ひとり静かに怒りを溜め続けてる。 わたしらがやることは、死んだ人達が命を懸けて遺してくれた社会を、辱めないこと。貶めないこと。 しきりに「大丈夫だから、大丈夫」と言ってた。 それと「今のうちに東北に土地買っておけばいいかもね(笑)」と言ってた。 まあこれは冗談だろうが、東北は素晴らしい復興を遂げるらしい。 とまあ、そんな感じ。 メモったわけでも録音したわけでもないんで詳細は書けないけど 主だった点は全部フォローしてると思う。 というわけで残り9ヶ月、どこまで当たるかさすがの俺も気になりだしたけど 東北も日本も大丈夫だってことは信じたいな。 440 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 16 06 08.13 ID jrviGgwu0 438 あ、サッカーで思い出した。 南米選手権云々のくだりは俺が 「来年サッカーで南米選手権ってのがあるんだけど、日本代表どうなるかわかる?」 みたいに蛇足的に聞いた話なんで、信憑性はまるで無いと思うw 未来が始まってる。未来を生き始めてる人たちがいるはず。前に言ってた未来。 (新しい人が出てきたってこと?)もっと別の要因だと思う。 今、未来を生き始めた人たちの多くは、誰かの(何かの)礎になろうとしている。 結果的にはそれが、ずっと先を(未来を)生きることへと繋がっただけ。 古い文化や技術が、未来への大きなヒントになるはず。再開発とか、再発掘だね。 また、考え方や価値観が今(現代)とは多くの面で反対になっている。 古い時代(現代)の続きを生きないで欲しい。その心構えをして欲しい。 未来はいつごろ一般化する?と聞いたら「来年にもわかってくると思う」とのこと。 心構えが出来ていない人は遅れるんじゃなくて置いていかれるから本当に気をつけて、と。 心構えって、具体的には?と聞いたらこんな答えが↓ 「人として美しくあること。それを心掛けておけば間違うことは絶対に無い。 人に対しても、世の中に対してもね。簡単に言えば、子供なら子供らしくあること 大人なら大人らしくあることだね。ごく当たり前の事」 というお話でした。 で、個人的に気になったやりとりがある。 ばあちゃんは自分の言葉は「当たり前の話でしかない」と言ってる。 ようは、苦労を経験した年配の人なら誰でも言いそうなことしか言ってないはずだ、と。 そうした当たり前の話に感動したり気付かされるというのは、逆に大変なこと。 一体どれだけの「当たり前」を今の人たちは忘れてしまったのかと嘆いておりました。 それをしっかり考えて欲しいし、その事実をもっと重く考えたほうが良いと。 現行スレ ばあちゃんの予言分析スレ 57 別室(仮称) http //toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1326551146/ 名前
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唯「ただいまぁ~」 夕暮れが迫る頃お姉ちゃんは帰宅した。 憂「お姉ちゃん、おかえり」 玄関に行くと後ろに背の小さい女の子が一緒にいた。 逆行になって顔は見えなかったが、 なぜか不思議と知らない人ではない気がしていた。 憂「お姉ちゃん、その子お友達?」 お姉ちゃんは首を振って答えた。 唯「お墓参り行ったら憑いてきちゃったみたい」 夕日が沈み、女の子の顔がはっきりと見て取ることができた。 憂「あ・・・梓ちゃん・・・」 そこには、数ヶ月前に此の世を去った梓ちゃんが居た。 生きていた?違う、確かに死んだはずだった。 じゃあ矢張り幽霊なのだろうか。 唯「え?憂知ってるの?」 なんと答えればいいのだろう。 梓ちゃんが死んだと聞かされたとき お姉ちゃんは酷く取り乱し、一晩中大声を上げて泣いていた。 一週間ほど原因不明の高熱に苦しんで 以降は梓ちゃんのことなど無かったかの様に日々を過ごしていた。 そして今、漸く理解した。 お姉ちゃんは本当に梓ちゃんのことを忘れてしまったのだ。 憂「ううん、人違い・・・だよ」 唯「そうなの?でもこの子梓ちゃんって名前なんだよ」 憂「そうなんだ、偶然だね。私の友達にも同じ名前の子がいたから」 お姉ちゃんはごまかせただろう。 しかし、梓ちゃんには何を言えばいいのだろうか。 多分、お姉ちゃんが梓ちゃんのことを忘れてしまったことも、気づいているのだろう。 梓ちゃんは何故お姉ちゃんに憑いてきたのだろうか。 何かを望んでいるのだろうか? だったら── 憂「お姉ちゃん、先上がってて」 唯「あいよ~」 お姉ちゃんは階段を上がっていった。 梓ちゃんはそのまま玄関に佇んでいた。 どうやら、常にお姉ちゃんの後ろに憑いている訳ではないのだろう。 憂「梓ちゃん、私のことわかるよね?」 梓ちゃんは、こくりと頷いた。 梓「憂、ごめんね」 悲しそうな表情を向ける梓ちゃんをつい抱きしめたくなって 手を伸ばしたが、触れることは叶わないのだろうと思い直して 手のひらをそっと頬に沿わせた。 憂「冷たい・・・」 梓「死んでるからね」 憂「でも、何でお姉ちゃんに付いて来たの?」 梓「唯先輩、お墓参りに行ったって言ってたでしょ?」 梓「私のお墓にお花を供えてくれたの」 梓「でもね、私が姿を見せると、私が誰なのか、何で自分がお墓に居るのか、何で私のお墓にお花を供えたのか、さっぱり分からないみたいだったの」 梓「それで私が、お墓参りに来てたんですよって言うと、そうなんだ──ってそれだけ言って・・・」 お姉ちゃんは心のどこかでは梓ちゃんのことを覚えていて それで、梓ちゃんのお墓に行ったのだろう。 その時だけは梓ちゃんと過ごした時間を思いながら祈りを捧げたはずだ。 でも、長く心に抱えるのは辛過ぎたのだ。 すぐに思い出を片隅に隠して、自分が何をしていたのかさえ忘れてしまった。 そんなお姉ちゃんのことを思うと私も胸が痛んだ。 梓「憂、唯先輩は本当に私のこと忘れちゃったのかな?」 憂「そんなこと無いと思う。だって、梓ちゃんのお墓にお花供えてくれたんでしょ」 憂「きっと覚えてはいるんだろうけど、梓ちゃんの死を受け入れられないんだよ」 憂「それで、梓ちゃんが生きていたときの思い出まで隠してるんだと思う」 憂「梓ちゃんは何で幽霊になってお姉ちゃんの前に?」 梓「私にもわからない。ただ、唯先輩が悲しそうな顔をしてたから、笑って欲しいなって思ったら・・・」 梓「私、もう一度だけ唯先輩の笑顔が見たい」 お姉ちゃんの笑顔、最近はあまり見ていない。 笑っていてもどこか切なそうだった。 昔みたいな、そう、ギターを弾いているときのあの笑顔を── 憂「・・・私も、見たいな」 梓「ねぇ憂。唯先輩は今でもギター弾いてる?」 言うべきか迷ったが、隠しておいてもどうにもならない。 憂「あの・・・ね、ギターはもう弾いてないの。軽音部もやめちゃった」 梓「えっ!何で?あんなにがんばってたのに・・・やっぱり私の所為なのかな」 何も言えなかった。 梓「今、軽音部はどうなってる?3人じゃ部として活動できないよね」 憂「実はね、私が軽音部に入ったの。もちろん、お姉ちゃんが戻ってくるまでの間だけ」 そう、お姉ちゃんはきっと戻ってくる。 澪さんも律さんも紬さんもみんなそれを信じて待っていた。 梓「唯先輩が私のこと思い出したらどうなるかな?」 憂「わからない・・・でも乗り越えなきゃいけない事だって思う」 梓「私、どうしたらいいのかな?」 憂「梓ちゃんは何か遣り残したことがあって幽霊になったんじゃないのかな」 梓「うん、唯先輩に昔の笑顔を取り戻してあげたい」 憂「私も、協力する。だから一緒にお姉ちゃんの事考えよ」 少し相談した後、梓ちゃんを連れてリビングへ上がった。 唯「おそいよ~何してたの?」 憂「なんでもないよ」 そう言って、梓ちゃんと並んでお姉ちゃんの向かいに座った。 唯「そう。で、梓ちゃんってどこに住んでたの?」 梓「この近く・・・かな」 唯「今、何歳?」 梓「えと、15です。死んだときも15でした」 唯「へぇ~じゃあ私の一つ下だ。憂と同級生だね」 梓「そうですか、じゃぁ唯先輩って呼んでも言いですか?」 さっき相談したとおり梓ちゃんはお姉ちゃんのことを知らない振りをしながら 少しずつ、今までお姉ちゃんと接してきた状況を作ろうとしていた。 唯「いいよぉ~でも先輩ってなんか照れるよね」 梓「そうだ、私のことも何かあだ名で呼んで下さいよ」 唯「う~ん、あずさ・・・だから、あず・・・あず・・・あ・・・」 ここで梓ちゃんのあだ名を思い出してくれれば そんな淡い期待はすぐに裏切られてしまった。 唯「やっぱり梓ちゃんでいいよ」 梓「そ、そうですか・・・」 憂「そうだ、梓ちゃんは生きてたときは何してたの?」 梓「えと、実はバンドをやってたんです」 お姉ちゃんの表情を見る。 特に変化は無かった。 興味も抱いている様子はあまり無い。 憂「へ、へぇ。どんな楽器弾いてたの?」 梓「ギターをやってました」 梓「それから、それから──」 梓ちゃんは、きっと思い出しているのだろう 軽音部に入って、お姉ちゃん達と過ごした楽しい日々のことを。 そして、意を決したように話始めた。 お姉ちゃんに向かって。 梓「そのバンド、学校の軽音部なんですけど、とっても楽しかったんです」 梓「私は1年生で後はみんな先輩達ばかりなんですけど、みんな優しくて」 梓「それに演奏も凄く上手で、とくに──」 梓「とくに、ギターを弾いてる先輩の演奏に聞き惚れてしまって入部を決めたくらいなんですよ」 梓「その先輩なんですけどね、いつも私に抱きついて来るんです」 梓「私に変なあだ名つけて、いっつも練習サボってお菓子ばっかり食べて」 梓「ギターのコードだってすぐに忘れちゃうんです」 梓「でも、先輩と居ると凄く楽しくて。ずっと一緒に居たいって、一緒に演奏したいって今でも思ってます」 梓「私っ、その先輩のこと好きだったんです」 梓ちゃんの声は震えていた。 泣いてしまうのではないかと思うくらい。 それでも、涙は見せなかった。 お姉ちゃんに目を移すと俯いていた。 憂「お姉ちゃん・・・?」 ゆっくりと顔を上げる。 お姉ちゃんは目に涙を浮かべていた。 唯「あれ・・・?どうしてだろ・・・?」 お姉ちゃんは自分の涙に戸惑いをみせ、両手の袖で涙を拭う。 それでも、頬を伝う涙は止むことはなかった。 ついには、肩を震わせ、声を上げて泣き出してしまった。 憂「お姉ちゃん、大丈夫?」 梓「唯先輩・・・」 唯「ごめんね・・・ごめん・・・私にもよく分からないけど、凄く悲しくて・・・」 思い出したわけではなかった。 それでも、これほど取り乱してしまうお姉ちゃんを見ていて 本当に思い出させることがいいことなのか不安になった。 乗り越えることが大事だとは言ったが、もし乗り越えられなかったら あの頃の笑顔を見ることは叶わないだろう。 暫くしてお姉ちゃんは立ち上がり自分の部屋へと入って行ってしまった。 梓「憂、どうしよう」 憂「うん、ちょっと無理があったのかも」 梓「そう・・・。私考えたんだけど」 梓ちゃんは一層悲しそうな顔をして言った。 梓「私のことは忘れたままでもいい」 梓「だから、もう一度ギターを弾いてる唯先輩を見たい」 憂「でも、ギターを弾けば──たぶん梓ちゃんのことも思い出さないわけにはいかないかも」 梓「そっか・・・そうだよね。唯先輩がそのことを望まない限り無理だよね」 憂「ねぇ、明日軽音部に来て。もし、みんなにも梓ちゃんが見えるなら協力してもらおうよ」 梓ちゃんは期待と不安を滲ませた表情で頷いた。 …… 翌日の放課後、軽音部の部室に梓ちゃんを連れて入った。 それを目に留めたみんなの表情が驚きに満ちているのがわかった。 澪「あ、梓・・・!?」 律「・・・え?嘘だろ・・・」 紬「本当に、梓ちゃんなの?」 みんなにも梓ちゃんの姿が見えるようで安心した。 梓ちゃんもそれがわかったのだろう、みんなに頭を下げて挨拶をした。 梓「みなさんこんにちは。あの・・・幽霊になっちゃいました」 澪さんは私に説明を求めるように目を向けた。 私は、昨日あったこと、 お姉ちゃんが梓ちゃんのことを忘れてしまっていることを丁寧に説明した。 紬「やっぱり、そうでしたか」 紬さんは気づいていたようだった。 でも、お姉ちゃんに梓ちゃんの話しをして確かめる事はしなかったのだろう。 お姉ちゃんが梓ちゃんの死に酷く心を痛めていることを知っていたから 何も言えず、多分みんなにも口止めしていたのかも知れないと思った。 律「そうか・・・そういえば一度だけ梓のこと口にした時、唯何のことだか分からないって顔してたな」 澪「馬鹿っ!あれだけ唯の前では梓の話しをするなって言ってただろう」 律「悪い悪い。つい口から・・・」 紬「それで、梓ちゃんは何でここに?」 憂「そのことなんですけど」 憂「実は、お姉ちゃんに思い出させて上げたいんです。梓ちゃんのことを」 澪「でも、さっきの話だと梓の顔を見てもなにも思い出さなかったんだろ?」 律「どうやって・・・ってそれを相談しに来たわけだな」 梓「はい」 律「全部話しちゃまずいよな・・・やっぱり」 澪「合宿の時の写真もあるけど、あまり強引なやり方だと・・・」 紬「ええ、唯ちゃんの心を傷つけることになりかねませんね」 憂「そのことなんですけど、昨日梓ちゃんがお姉ちゃんの名前を伏せて思い出を語ったんです」 憂「そしたら、お姉ちゃん突然泣き出しちゃって」 憂「だから、無理やり思い出させるんじゃなくて、お姉ちゃんの方から思い出したいって言ってくれるような方法を見つけて欲しいんです」 紬「そうね、とりあえず何で唯ちゃんは梓ちゃんのこと忘れちゃったのか考えましょう」 律「そりゃあ思い出すのが辛いからだろ?」 澪「いや、なんで思い出すのが辛いかって事じゃないのか?」 律「憂ちゃん何かわかる?」 それは何度も考えてみた。 お姉ちゃんが何で梓ちゃんのことを忘れたのか。 死んだことを認めたくないから? それなら逆に、生きていることを妄想するのではないだろうか 在らぬ幻覚を見て、在らぬ思い出を語る それを拠り所に、梓ちゃんの死を否定するはずだ。 では、いったい何が原因なのだろうか。 憂「私にはわかりません」 紬「でも、唯ちゃんにも梓ちゃんが見えるってことは、本心から忘れたいと思ってるわけでもないのよね」 澪「そうかも、そもそも梓のお墓参りに行ってたんだ。きっと唯も思い出したいとはどこかで思っているのかも知れない」 律「なんだか、ややこしいな」 澪「とりあえず、みんなで一晩考えてみよう」 紬「そうですね、さっき聞いた話も整理して考えればなにか分かるかもしれません」 律「じゃあ今日の部活は終わりにするか。憂ちゃんも梓も唯と一緒にいてあげたらどうだ」 澪「律、さっきの話聞いてなかったのか?」 律「聞いてたよ。たださ、思い出なんて話さなくても一緒に居るだけなら問題はないだろ」 紬「そうね、普通に一緒に過ごすだけでも何か進展があるかもしれないわ」 紬さんの言葉に少しの期待を抱いて 今日は梓ちゃんと一緒にそのまま家に帰ることにした。 家に着くとお姉ちゃんは昨日のことなど無かったかのように迎えてくれた。 梓ちゃんとも取り留めのない会話をして、楽しそうに微笑んでいた。 その様子を見て、このまま一緒に過ごすうちに何かきっかけを作れるのではないかと 益々期待を膨らませた。 2
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タイトルロゴ 初代:1997年3月31日 - 1998年4月5日 カラーリング:ふくしま スーパーJチャンネル 「スーパー」(改行)「チャンネル」の「ン」の1画目(●)に明朝体の「J」が入る。「スーパー」の上には緑の円形の中に一文字ずつ「ふくしま」と入る。 2代目:1998年4月6日 - 2000年12月 カラーリング:ふくしま スーパーJチャンネル ⌒水色の曲線上に「スーパー」と「チャンネル」があり、■青と■紫のグラデーションで縁取られた白の「J」(書体はNyalaフォントに似ている)は曲線から突き出す。 「J」の両横に■オレンジと■水色の電波のようなものが付く。 「J」の上には前代と同様に緑の円形の中に一文字ずつ「ふくしま」と入る。 3代目:2001年1月 - 2003年9月28日 カラーリング:ふくしまスーパーjチャンネル 3代目のみ小文字の「j」。「スーパー」の下に「SUPER」、「チャンネル」の上に「CHANNEL」。「j」の点は●赤。 「スーパー」と「チャンネル」は橙で縁取られ、「SUPER」と「CHANNEL」は金で縁取られていた。「スーパー」の上には緑の円形の上に一文字ずつ「ふくしま(白地に緑の縁取り)」と入る。 4代目:2003年9月29日 - 2015年3月29日 カラーリング:ふくしまsuperJチャンネル 何重にも重なった◎赤い円の中に白の「J」、その上は円に沿うように「super」の文字、円の右にゴシック体の「チャンネル」。 「チャンネル」の右には楕円(初代とは形状が異なる)に入った「ふくしま」が付いていた。 5代目:2015年3月30日 - 現在 カラーリング:FUKUSHIMA Jチャンネル 「Jチャンネル」のロゴの「J」マークの下に円に沿うように「FUKUSHIMA」の文字を表記した物。 オープニング映像 2003年9月29日~2015年3月27日 2003年9月29日~2010年3月29日のオープニング映像に「ふくしま」を追加した物。 2009年4月にはBGMが独自のものに変更された。 2015年3月30日 - 現在 17時台は平日18時台のオープニング映像を使用。そのためタイトル表記が「Jチャンネル」になっている。2017年3月から17時台はオープニングが省略された。 18時台は画面右上に効果音とともにタイトルが表示されるのみ。
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3日後~平沢家~ 憂(唯)「ふぇぇっ!エサあげるのすっかり忘れてたよぉ!」 憂(唯)「あずにゃん生きてるかな~?」 小さい頃、憂に「お姉ちゃんは絶対に生き物を飼っちゃダメ!」ってほざいていたことを思い出しました その時は憂をツネって泣かしちゃいましたが、今になって思い知らされました わたしって生き物を飼う才能が無いのかな? こんなことで死んじゃったらつまんないよぉ 憂(唯)「あずにゃん!生きててね!」タッタッタッタッ… 憂の部屋のドアを思い切り蹴飛ばしました 憂(唯)「うわっ!くっさ!!」 あずにゃんはウンチまみれになってぐったりしてました 首輪を無理矢理外そうと暴れたのか部屋のあちこちにウンチが飛び散っています 梓「あ……うぃ……」 憂(唯)「………」 梓「ごめんね……部屋汚しちゃった…………」 梓「首輪が外れなくてね……」 梓「うぅっ……嫌いになったよね」ポロポロ 梓「ウンチ漏らす子なんてやだよね……グスッ」ポロポロ 嫌いになったも何も最初から嫌いです 憂(唯)「勝手に出かけちゃったわたしも悪いよ」 憂(唯)「ごめんね、掃除したらすぐにご飯の支度するから」 梓「えへへ……ういのご飯たのしみだなぁ…………」 わたしが掃除している最中、あずにゃんは横でイビキをかいて寝てました 温厚なわたしもこれにはキレそうです 一体どんな神経してればこんなことできるのかな? あずにゃんは許されません 憂(唯)「梓ちゃーん、ご飯出来たよー」 梓「えっ…何これ…?」 憂(唯)「かりんとうだよ♪」 嘘です。あずにゃんのウンチをお皿に乗せただけです 憂(唯)「ジュースもあるから遠慮しないでね♪」 こっちはわたしの搾りたてのオシッコです 梓「すごい匂いするよ……」クンクン… 憂(唯)「えっ?そうかな?」 梓「賞味期限とか大丈夫……?」 パチンッ! 梓「きゃっ!」 憂(唯)「酷いよ!せっかく用意したのに!!!」 憂(唯)「食べたくないなら食べたくないってはっきり言ってよ!!!」 梓「た、食べる!お願いだから怒んないで……」 あずにゃんはわたしに怒られるのが嫌なのか、自分のウンチをせっせと頬張ります 目には涙を浮かべて明らかに苦しそうな顔をしてました 憂「ど、どう…?」 梓「ちょっとビターで苦いけど、ゲホゲホッ!」 梓「すっごく美味しいよ……」 憂(唯)「ジ、ジュースは?」ニヤニヤ 梓「うん、今飲むね」 ゴクゴクゴクゴクッ! 梓「ぷはーっ!大人の味がする!」 憂(唯)「それはそうだよ、だって憂ジュースだもん」 梓「憂ジュース?」 憂(唯)「わたしが作ってるから憂ジュースだよ」 梓「ふうん、憂ジュースかぁ……」 憂(唯)「あっ!梓ちゃん、今度から段ボール敷いとくからここでウンチしてね」 梓「う、憂!今かりんとう食べてるんだよ!もうっ!」 憂(唯)「えへへ……」 あずにゃんは天井知らずの大馬鹿野郎でした わたしは今日の出来事を早速、日記につけました 自分のウンチを食べさせて、出たらまた食べさせます これもエコです 果たして何日目に気づくのでしょうか? あずにゃんには期待せずにいられません 10日目 梓「えっ…またかりんとう…?」 憂(唯)「ごめんね、お金が無いから、かりんとうしか用意できないの……」 梓「憂のお父さんたちは…?」 憂(唯)「………」 梓「憂…?」 憂(唯)「トラックにはねられて死んじゃった……」 憂(唯)「お父さんとお母さん土方作業員だったの……」 憂(唯)「梓ちゃんのことちょっと恐いんだ……」 憂(唯)「もしかしたらって考えると……」 梓「えっ!?わたしが犯人だと思ってるの!?」 憂(唯)「ううん、そんなことないよ!梓ちゃんのこと大好きだもん!」 梓「」ピクッ 憂(唯)「ただ、もう少し時間が…… 梓「ういーーーーー!!!!!」 大好きって言葉に反応したのかあずにゃんはわたしに飛び付いてきました 梓「憂ぃっ!!わたしも大好きだよ!!!」 わたしの顔をペロペロと舐め廻します もちろん、あずにゃんの口の周りは糞だらけです 憂(唯)「やめてよっ!!」 匂いに耐えきれずあずにゃんを突飛ばしてしまいました 憂(唯)「くっさいなぁ……」 梓「えっ……憂?」 憂(唯)「お風呂入ってこないといけないじゃん!もう!」 梓「………」 部屋を出ようとした瞬間あずにゃんをチラッと見たら魂が抜けた用な顔をしてました ちなみにあずにゃんは自分の服をウンチで汚してしまったので何も身に付けていません 髪留めも取り上げてあります あずにゃんはものすごくミジメです 数日後 ある事件が発生しました なんと憂が帰ってきたのです 警察「君のお姉さん、精神鑑定で異常が出たから無罪になったよ」 警察「お父さんたちがいなくて大変だけどがんばってね」 そう言うとお巡りさんは憂を玄関に置いて帰って行きました 憂「おねえちゃん……」 憂(唯)「………」 どうしよう…… 憂の部屋にはあずにゃんがいる 憂(唯)「とりあえず、おねえちゃんの部屋に行きたいな~」 憂「………」 5
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憂「よし、そうしよう!はい、始め!」 ―ぱんっ 唯「……え、え?」 憂「唯ー♪今帰ったよー♪」 唯「あ、お、おかえり」 梓(くそ、憂のやつ、強引に……) 憂「唯、んー……」ドキドキ 唯「……え?」 憂「ほ、ほら、新婚さんなんだから……ほら……///」ドキドキ 唯「……え、そ、そうか」 唯「お、おかえり、あなた♪」 ―ちゅっ 憂「……!!」ドキン 梓「……な、な!?」 梓(ほっぺたにキス?……なんてことを……) 憂(ゆ、夢にまで見たシチュエーションがついに現実に……)ドキドキ 唯「はい、ご飯できてますよ、あなた♪」 憂(も、もう……今死んでもいい……///) 梓「……」イライライラ 唯「は、あなた、あーん」←食べさせるフリ 憂「あ、あーん///」 憂(こ、こんなに幸せでいいんだろうか……///) 梓「……」イライライラ 唯「お仕事は大変だった、疲れたでしょ?」 憂「う、うん……///」ドキドキ 梓「……」 梓「ねえ、パパは、『ぱちぷろ』って言うおしごとなんだよね、 ところで『ぱちぷろ』ってなぁに?」 憂(ちょ、梓、一体何を……) 唯「そ、そうだったの、あなた?」 憂「……え、いや、これはその……」 唯「私には公務員って言ってたのに……あれは嘘だったのね?」 憂「ち、違うんだ、唯、話を……」 憂(……って、あれ、いつの間に……?) 梓(……そんなラブラブにさせるもんですか) 梓「ご、ごめんパパ、そういえばママには内緒って言ってたのに……」 唯「……そうだったのね、あなた」 憂(も、もう、あずさちゃんがいらん設定を加えるから、おかしなことに……) 憂(し、仕方ない……) ―がばっ 唯「きゃっ」 憂「すまなかった、唯……でもキミにだけは嫌われたくなくて、つい嘘を……」 唯「う、憂……近い……」 梓(ちょ、ちょっと、憂……) 憂「あ、ああ、愛してるよ、唯……///」ドキドキ 唯にキスをしようとする憂 梓(ま、また力技……ずるい……) 梓「あー、パパとママ、ちゅーするの、ちゅー?」 唯「い、いや、その……///」 唯「ほ、ほら、あなた、梓が見てますから……///」 憂(くそ、あずさちゃん、また邪魔を……) 憂「梓、ちゅーすることは一種のコミュニケーションなんだ 別におかしいことじゃないんだよ……」ドキドキ 梓(う、くそっ……憂のやつ、完全に開き直って……) 梓(な、何か考えないと……何か……) 梓「じゃ、じゃあパパ、こないだいた女の人とやってたのも、 『こみゅにけーしょん』だったんだね?」 憂「……え?」 唯「……ちょっとあなた、どういうことですか」 憂(な、なんでまたドロドロした方向に……) 梓(あ、危ない危ない……) 唯「……梓、ママに話してもらえるかなぁ?」ニコッ 梓「うん、あのね、こないだがっこうからかえったらね、 パパとしらないおんなのひとが、そこでちゅーしててね」 憂「こ、こら、梓……」 梓「でね、しごとのうちあわせだったんだよって言ってね、かえっていったの」 唯「……ちょっとあなた、どういうことかしら」 憂「い、いや、その……」 梓「ママ、パパをしからないであげて!おしごとなんだからしょうがないんだよ」 梓「『ぱちぷろ』ってそういうおしごとなんでしょ? パパいってたもん」 唯「ちょっとあなた、梓にまで何を教えてるんですか」 憂「いや……その……これはだな、あの……」シドロモドロ 憂(く……、ここからラブラブに持っていくのはさすがに……) 梓(……ここまでやっとけば、安心かな) 唯「私がパートに出てる間に、そんなことを……」 憂「……」 唯「信じてたのに……あなたの事は本当に信じてたのに……」 憂「……」 唯「……ちょっとあなた、何か言ったらどうなの!ねえ!」 憂「……愛してるよ、唯」 唯「……え?」ドキッ ―ぎゅううぅ 唯を抱きしめる憂 唯「ちょっ……あなた、いきなり何を……」 憂「……愛してる」 唯「……ずるいわよ、こんな時に……///」 憂「……好きだよ、唯……」 ―ぎゅうぅぅぅ 唯「……もう」ドキドキ 梓(……あれ、あれ?) 梓(ま、まさかの大逆転!?) ―ぐぃっ 憂「唯……」ドキドキ 唯「あなた……」ドキドキ 梓(……ってあれ、唯先輩、素でちょっと赤くなってない?) 梓(も、もしかして、先輩は、こういう強引なシチュに弱かったりするのかな……)ドキドキ 梓(だ、だとしたら、私ももっと強引に行けば、まだ可能性が……)ドキドキ 憂「唯……」ドキドキ 唯「う、憂……ち、近いってば……///」 梓(……ってそんなこと考えてる間に) 梓(し、しかも唯先輩、今度は結構素でテレてるし……マズい) 梓「とぅるるるる、とぅるるるる」←自分で電話のマネ 梓「がちゃっ、も、もしもし」 梓「ぱ、ぱぱー、でんわだよー!おんなのひとから!」 憂「……パパは今いないって言っておいてくれ」 唯「……ちょっと、何よそれ」 梓「……はい、はい」←電話で話してるフリ 梓「わ、わかりました……がちゃ」 梓「ね、ねえパパさっきのひとがね、おくさんとはいつ、りこんしてくれるのかきいてくれって!」 憂(ま、また余計なことを……大体、子供にそんなこと言うのはおかしいでしょ!) 憂(……あずさちゃんも、ゴリ押しになってきた) 唯「ちょっと、離婚ってどういうこと?」 憂「い、いや、その……」 梓「さっきのひとはね、ぱぱとりこんのやくそくしてるんだって! やくそくはまもらないとだめだって、せんせいがいってたよ」 梓「ねえ、ところでりこんってなぁに?」 唯「梓、ちょっと部屋に戻っててくれるかな、ちょっとパパと二人でおはなしがしたいの」ニコッ 梓「うん、わかった!」ニコッ 憂(く、くそ……) …… 唯「ふぅ……楽しかったね」 憂(……く、くそ、結局あれからあずさちゃんにペ-ス掴まれっぱなしだった……) 梓「つ、次私、ダンナさんやりたいです」 梓「そ、それで……その……相手は先輩で……」ドキドキ 憂「ちょっと梓ちゃん、次は私が……」 唯「ふ、二人とも、もう遅いから、お風呂はいっちゃおうよ」 梓「……あ、あれ、いつの間にもう10時……」 憂「そ、そうだね……私、お風呂沸かしてくる!」 ―タタタ 唯(な、何で二人は、こんなにおままごとに一生懸命なんだろう……) 唯「お風呂、誰から入る?」 憂「お、お姉ちゃんから入っていいよ///」 唯「いやいや、最初はまずお客さんからじゃない?」 憂「そ、そうかな……」 憂(ダ、ダメ、お姉ちゃんだけが浸かったお湯じゃないと……) 梓「せ、先輩が先に入っていいですよ、ここは年功序列ってことで……」 憂「そ、そうだね、それがいいよ///」 唯「そうだ、もうみんな一緒に入っちゃおっか?」 憂「……!!」 梓「……!!」 梓「え、せ、せせせ先輩、今何て?」ドキドキ 唯「……ん?いや、だから一緒に入っちゃおうって……」 梓(な、なななに動揺してるのよ、私……女同士なんだし、一緒に入っても特に問題は……)ドキドキ 憂「で、でも、うちのお風呂狭いし、3人も一緒にはいれないよ」ドキドキ 梓「……え?」 唯「うーん、そっかぁ」 梓「……そうですよね、狭いですよね」 梓(……って私、なにがっかりしてるのよ) 梓(べべ、別に期待してなんか……) 憂「そ、そうだねー、一緒に入るなら、せいぜい二人くらいまで……じゃないかな」ドキドキ 梓「……!!」 唯「うーん、二人かぁ……」 梓(ふ、二人……唯先輩と二人っきりでお風呂……)ドキドキ 憂(お、お姉ちゃんと……お姉ちゃんと、数年ぶりに一緒にお風呂に入れるかもしれない……)ドキドキ 唯「じゃあ誰が一緒に……」 梓・憂「じゃあ私が……」 唯「よし、じゃあ憂とあずにゃん、一緒に入っちゃおっか!」 梓「……え?」 憂(し、しまった……はやりすぎた……) 梓(……な、何で憂と……) ―脱衣所― ―ぬぎぬぎ 梓(全く……何で憂と一緒に……) 憂「あずさちゃん、洗い物は、ここの置いといてね、洗濯しておくから」 梓「う、うん、ありがと……」 憂「あ……」 憂(お姉ちゃんが、さっき脱いだ靴下……) 憂「……」スンスン 憂(ああ……お姉ちゃんの匂い……)ドキドキ 梓「う、憂……何やってるの?」 憂「……はっ!」 憂(し、しまった、あずさちゃんがいたんだった、ついいつもの癖で……) 憂「い、いや、ちょっと汚れてたから、どんなもんか気になって……」 梓「……」ジー 憂「う……」 憂「ちょ、ちょっと私、お風呂の前に、トイレに行ってくるね」 ―ガチャ 梓(……逃げた) 梓「それにしても……」 梓(憂のやつ、靴下の匂いを嗅ぐなんて、どうかしてるわ) 梓(いくら唯先輩がはいた靴下だからって……) 梓「……」ジー 梓(い、いくら唯先輩がはいた靴下たからって……)ドキドキ 梓「……」ドキドキ 梓(い、いくら唯先輩が……)ドキドキドキ 梓「……」キョロキョロ 梓(こ、これが唯先輩のはいた……)ドキドキ ―そろー 靴下をおそるおそる嗅ごうとする梓 梓「……」ドキドキ 憂「……何してるの、あずさちゃん」 梓「……う、憂、いつの間に!?」 梓「い、いや、これは、その……」 憂「……」ジー 梓「わ、私も汚れが気になっちゃって……」 梓「う、憂もこういうの気になるタイプなんだよね、さっき言ってたもんね」 憂「……え、わ、私?」ドキッ 憂「う、うんそう、気になるよねー、すっごい汚れてると」 梓「う、うん、そうそう」 梓「あ、あはは」 憂「え、、えへへ」 ―ガララ 二人で笑いながらお風呂へ入っていく 梓(こ、ここで唯先輩はいつも裸になって……)ドキドキ 梓(……って、何考えてるのよ、私、もう)ドキドキ 憂「あずさちゃん、先に洗っていいよ、はい、タオル」 梓「う、うん……」 ―ごしごし 梓「……」 梓(そういえば、憂って、実は結構やさしいよな……私が先輩のこと好きだって、 もう分かってるはずなのに……) ―がちゃ 憂(うふふ……お姉ちゃんの毛……) 梓「……」 憂「……はっ!」 憂(そ、そうだった、ついまた癖で……) 梓(……まあ、へんたいだけど……) 梓「はい、ここ使っていいよ、憂」 憂「……ん」 ―しゅる 憂「……ふぅ」 ―ざぱーん 梓「……」 梓(……憂って、髪おろすと唯先輩みたい……) 憂「ねえ、あずさちゃん、シャンプーとってくれる?」 梓「……え、う、うん」ドキッ 梓「……」ドキドキ 梓(憂……結構胸あるんだ……) 梓(唯先輩も、このくらいあるのかな……)ドキドキ 梓「……」ジー 憂「……ん、どしたの、梓ちゃん?」 梓「い、いや、別に……」ドキドキ 梓(あ、あれ、私、何動揺してるのよ、憂と唯先輩は全然違うじゃない……)ドキドキ ―がたんっ 憂「ちょっとごめんね、その後ろのスポンジ取らせて」 梓「う、うん///」 梓(う、憂……近いよ……)ドキドキ ―ちゃぽーん 憂「二人で浸かると、やっぱり狭いねー」 梓「う、うん……///」 憂「……あ、そうだ、聞いてきいて、こないだお姉ちゃんがね――」 梓「う、うん……」 憂「―それでね、お姉ちゃんが……」 憂「大好きー♪」←唯の声マネ 梓「……!!」ドキッ 憂「……って言ってくれてね」 梓(げ、激似……姿も似てるし、なんだか唯先輩に、本当に言われてるような……)ドキドキ 梓「……う、憂、もう一回言ってもらえるかな?」ドキドキ 憂「……ん、何を?」 梓「だ、だから、その……唯先輩は何て言ったんだっけ……///」 憂「大好きー♪」←唯の声マネ 梓「……!!」ドキッ 憂「って言ってくれて……」 梓「……」ドキドキ 梓「そ、そうなんだ……」 憂「うん、だからすっごい嬉しくてね♪」 梓「……」 梓「う、憂、もう一回……」ドキドキ 5
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お風呂 律「おーい梓ー、早く入って来いよー」 梓「そ、そんな急かさなくても入りますよ…」モジモジ 律「ぐへへー、タオルで前を隠しちゃダメだぞー」 梓「な、なんですかその変態みたいな顔!!」 律「それーっ」ガバッ 梓「きゃーっ!?」 律「ふっふっふ。せっかくの風呂なんだ、裸の付き合いといこうじゃないか」 梓「うぅ…タオル奪われた…」 律「お、おぉっ…!」 梓「ジ、ジロジロ見ないでくださいよ!///」 律(なんてかわいい…裸なんだ…) 律(やばい、興奮してきた…どうしよう…) 梓「て、ていうか律先輩も!」 律「え?」 梓「目の前に裸で仁王立ちされてると、見てるこっちは恥ずかしいんですけど…」 律「いやーん、エッチー」 梓「先輩が見せてるんじゃないですか!」 律「えへっ」 梓「もう…///」 律「ほれ、背中流してやるよ」 梓「あっ、ありがとうございます」 律「痛くないか?」ゴシゴシ 梓「はい、大丈夫です」 律(梓の背中かわいいなぁ…後から襲ってやりたいぐらいだ) 梓(なんかいやらしい気配を感じる…) ゴシゴシ、ゴシゴシ 律「よし、流すか」 梓「…なんか嬉しいです」 律「ん?」 梓「お姉ちゃんに背中を洗ってもらってるみたいで」 律「ははっ、どういたしまして可愛い妹よ」ザパーン チャポンッ 律「あ~…湯船気持ち良いな~…」 梓「はい…癒されます」 律「このままお湯の中に溶けちゃいそうだ…」 梓「そうですね~」 律「私、ゲル状になっちゃう~」 梓「ぷっ、それムギ先輩のものまねですか?」 律「梓ちゃん、私このままじゃゲル状になっちゃうわ~」 梓「ククッ…もう、やめてくださいよ」 律「ゲル状になっちゃう~」 梓「ぷっ…ククッ…あはははっ」 律「クスクス…あはははっ」 律「のぼせるといけないし、そろそろ上がるか」 梓「はい」 ザパァッ 梓「……」 律「どうした梓?」 梓「い、いえ…」 梓(なんか律先輩の裸…魅力的だ///) 梓(好きな人の裸だからかな…?) 律「なにボーっとしてんだ?もしかしてのぼせた?」 梓「あっだ、大丈夫です」 風呂上り 律「あ~、良い湯だった」 梓「……」ポーッ 律「…なんだ?」 梓「改めて思うんですけど、カチューシャ外した律先輩って…素敵ですね///」 律「な、なんだよ急に///」 梓「いやだって、ものすごくかっこよくて美人ですよ」 律「ほ、褒めたって何も出ないぞっ!」 梓「別にそんなつもりじゃ…た、ただ」 梓「律先輩みたいな人と…付き合えてよかったなー、って思ってるだけです///」 律「梓///」 律「そ、それなら私だって!」 梓「え?」 律「梓みたいにかわいくて、めっちゃかわいくて…」 律「超かわいい恋人を持てて幸せだと思ってるぞ!」 梓「り、律先輩…」 律「梓…」 梓「……」 律「……」 梓「…や、やっぱりちょっとのぼせちゃいましたね///」 律「そ、そうだな…あはは///」 律「ふぁ…そろそろ寝るか」 梓「ですね」 律「あー、楽しい時間はあっという間だった」 梓「何言ってるんですか、また明日があるじゃないですか」 律「…それもそうだな」 梓「…律先輩」 律「ん?」 梓「抱いてもらってもいいですか?」 律「もちろん」 ギュ~っ 梓「…律先輩」 律「今度はなんだ?」 梓「私…文化祭の時、澪先輩に嫉妬してたんです」 律「はぁ?」 梓「だって、二人でロミオとジュリエットやるなんて…羨ましくて」 律「……」 梓「演じてるときの二人は、本当の恋人みたいで…悔しかったんです」 梓「律先輩と付き合ってるのは私なのに…」 律「……ぷっ、バカだなぁ梓は」 梓「な、なんですか」 律「くだらないことで悩んでるんじゃないよ。私はお前しか頭にない」 梓「…本当ですか?」 律「当たり前だろ。恋人なんだから」 梓「律先輩…///」 律「そうだ!なんなら今からやるか?ロミオとジュリエット」 梓「え?」 律「やろうぜ、二人っきりなんだし」 梓「じゃあ…やりたいです」 律「よし、なら私がジュリエットで梓がロミオな」 梓「了解です」 律「おお、ロミオ、ロミオ!あなたはどうしてロミオなの?」 梓「……ぷっ」 律「こらーっ!いきなり笑うなーっ!!」 梓「だって…クスクス」 律「なんだよぉ、お前がやりたいと思ってやったのに」 梓「ご、ごめんなさい…でもおかしくて」 律「何がおかしいんだ!」 梓「律先輩がジュリエットなところ」 律「中野ォ!!」ギュ~ッ 梓「きゃー♪」 律「ったくぅ」 梓「えへへ」 律「もう絶対やんないからな!」 梓「…律先輩」 律「なんだ?」 梓「最後に…ラストシーンだけやってもいいですか?」 律「ラストって…自殺のシーン!?」 梓「いえ、自殺じゃなくてもうちょっと前の……キ、キスシーンです」 律「あっ…」 梓「だ、だめ…?///」 律「あれは…ロミオからキスするんだし…」 梓「じゃ、じゃあやってもいいですか?」 律「…///」コクリ 梓「…ジュリエット」 律「ロ、ロミオ…」 梓「……」ドキドキ 律「……」ドキドキ チュっ 律「……」 梓「……」 律「……///」 梓「……///」 律「も、もう寝るぞ!!」 梓「は、はいっ!!」 律(こ、これ以上のこと今したら死ぬ!!死んじまう!!) 梓(幸せすぎて死んじゃう~~っ!!) 就寝中 律「はぁ…」 梓「ふぅ…」 律(やっべー…眠れねえ…) 梓(ていうか今隣に律先輩が寝てるんだよね…それだけでドキドキしちゃう…) 律「な、なぁ梓…」 梓「はいっ!」 律「眠れないからちょっとだけ話でもしよっか」 梓「そ、そうですね」 律「なに話す?」 梓「えっと…」 律「……」 梓「……」 律「……」 梓「……」 律「…話題がないな」 梓「ですね…」 律「…やっぱ寝るか」 梓「はい…」 律「あっ、そういえばさ…」 梓「どうしたんですか?」 律「私ずっと気にしてた事があったんだ」 梓「何をです?」 律「低身長」 梓「え?」 律「私ってさ、4人の中で一番背が低いじゃん?」 梓「はぁ…言われてみれば」 律「それがずっと嫌だったんだけどさ、最近それも良いかなって思えるようになったんだ」 梓「どうしてです?」 律「だって身長が低いってことはさ、梓と一番距離が近いってことと同じと思えるじゃん?」 律「梓も身長低いし」 梓「…あんまり嬉しくいないです」 律「あれっ!?今いいこと言ったつもりだったんだけど」 梓「どこがですか、身長低いって言われて嬉しいわけありませんよ」 律「まぁ…それもそっか」 梓「そんな事より早く寝ましょ、明日も早いですし」 律「だな…寝るか」 梓「律先輩…」 律「ん?」 梓「明日も幸せだといいですね」 律「幸せに決まってんだろ?私たち二人なら」 梓「ふふっ、そうですね」 律「おやすみ、梓」 梓「おやすみなさい、律先輩…」 梓「……」 律「……」 梓「すぅ…すぅ…」 律「ぐ~…」 梓「すぅ…すぅ…」 律「うぅん…」ゴロッ ドスッ 梓「うぐっ!?」 梓(り、律先輩の膝蹴りがお腹に…) 律「う~ん…」ゴロゴロ 梓「!?」 ズゴッ 梓「おごぉっ!?」 梓(ま、また…)プルプル 律「ぐー…すー…」 朝 律「ふあぁぁ…よく寝た」 梓「……」 律「梓?なにお腹かかえてるんだ?」 梓「…律先輩のせいです」 律「私の…私が何を……はっ!」 律「も、もしかして陣痛か!?でも私そんなことして…」 梓「この…アホーッ!!」ボカッ 律「いてえっ!?」 おわり 戻る 大学生活編